「コロナの影響で、クルーズを予約していた人達ってどうなったの?」と疑問に感じているアナタ。クルーズは1回の旅行金額が大きいだけに、万が一の場合の対応や返金に関する部分が心配ですよね。
実は、私自身2020年5月24日出発のエーゲ海クルーズを4名分(総額120万程度)個人手配で予約(フライト・宿泊・クルーズ)していました。
2020年5月6日現在、ありがたいことに、全ての予約はキャンセルとなり、返金手数料以外はそれぞれ全額返金予定です。
今回は、クルーズやフライトがキャンセルされるとどうなるのか、私自身の実体験をお伝えします。旅行の個人予約のリスクと不安を、想定しておきましょう。
【結論】全てキャンセル返金あり

まずは、一番気になる結論。私の予約したものは、2020年4月25日までに、全て(フライト、宿泊、クルーズ)がキャンセルとなり、現在返金手続き中です。
今回は、全て個人予約で4人分120万円近く支払ったため、この最終決定が出るまでとても不安でした。特に2020年3月〜4月は、都度世界の状況が変わり、「健康が何より一番」と頭ではわかっているものの、「場合によっては120万円全てがパーになるか?」と考えると血の気がひくような思いでした。
とにかく、最終的には全てキャンセル。いつ返金されるか不明なものもありますが、「リスクはあるけど、頑張ってクルーズ船は出港します!」とか言われるよりも、キャンセルされて安堵の気持ちでいっぱいです。
【計画】個人予約の全て

では具体的に、今回のクルーズで、私がどんな個人予約をしていたか、それぞれの内容をご紹介します。
クルーズ:ノルウェージャン クルーズライン
ノルウェージャン・ドーンで巡るエーゲ海7泊8日
テーマ:義理のお父さんの退職祝い
参加者:私と夫、義理の両親の4名
義理の両親にはバトラーや特典付きスイートを予約。私たち夫婦は、得意の激安インサイド(窓無し部屋)を予約。つまり総額120万ですが、1人30万円ではない。クルーズ船の費用が2倍以上違います。私たちは格安。
予約方法:全てネットを使って個人手配
スケジュール:
日付 | 旅行の計画 | 予約サイト |
2020/5/22 | フライト: 地方→羽田(義理の両親) | ANA公式サイト |
2020/5/23 | フライト: 羽田→ドバイ→ベネチア ベネチアにて1泊 | Surprice!というWebの旅行代理店で国際線予約 座席指定はエミレーツ公式サイト ホテルは直接ホテルのWebサイトで予約 |
2020/5/24 | クルーズ: ベネチア港からクルーズ船 (ノルウェージャン ドーン) 7泊8日 イタリア→モンテネグロ→ギリシャ→クロアチア→イタリア | NCLの公式サイトで予約 |
2020/6/1 | クルーズ: ベネチアへ帰港 フライト: ベネチア→ドバイ→成田 | |
2020/6/2 | フライト:成田 東京都内で1泊 | ホテルは楽天トラベルで予約 |
2020/6/3 | フライト:羽田→地方(義理の両親) |
・・・あぁ、今思い返してみても完璧なプラン!実行できなかったのは残念。だけど、こういう状況では仕方なし。
【実践】キャンセルの方法と手順
フライト(国内線/国際線)
国内線 ANA
旅割75を予約。出発55日前のキャンセル料がかかる前に、オンラインで往復全てキャンセル。
キャンセル手数料 440円/区間がかかったものの、残りは全て払い戻し
国際線 エミレーツ
Surprice!というサイト経由でフライトを予約。3月から「航空会社の発表に従って返金します」というWeb上でのアナウンスあり。
4月16日エミレーツ航空から「フライトキャンセル」のメールを受信
4月17日Surprice!からフライトのキャンセル手続き。ただし、いつ払い戻しかは不明
国際線 エミレーツ座席指定
エミレーツ公式サイトより予約、座席指定料金だけを別途支払い。
4月16日エミレーツからの「フライトキャンセル」のメールを受信
4月18日エミレーツの公式サイト(返金用特別サイト)から座席指定料の返金依頼
ただし「コロナの影響により手続きに時間がかかります」と記載があり、いつ払い戻しかは不明。また、米ドル決済なので、手元に戻ってくる日本円には相場の変動あり。
宿泊(ベネチア/東京)
クルーズ前泊@ベネチア
ベネチアにあるホテルの公式サイトから直接予約。
3月26日ホテルの予約完了メールに返信する形でキャンセルを依頼
3月31日ホテルからキャンセル完了の返信
クレジット支払い未決済(宿泊2週間前に確定)のため、費用負担なし
帰国当日@東京
楽天トラベルで予約。同サイトからキャンセル。
宿泊1週間前までキャンセル料無料だったため、全額返金
クルーズ(NCL:ノルウェージャンクルーズライン)
公式サイトより直接予約。3月中は「5月12日からは運航再開」とのアナウンスがあったものの、4月9日米国CDCの「運航停止命令」を受けて、各クルーズ会社が欠航延期を決定。
4月25日米国NCLよりクルーズ欠航のメールが届く
4月27日豪州のNCL担当者より今後の対応についてメールと電話を貰う(返金またはアップグレードの選択)
4月28日家族で相談し、全額返金の希望を担当者に伝える
5月6日「返金申込用の特別サイト」のオープン(5月7日から1週間)を待っている状況
5月7日指定の返金申込サイトに必要事項を記入して申請
5月10日指定の返金申込サイトから返金申請
8月中旬申請後90日後に全額返金予定
米ドル決済なので、手元に戻ってくる日本円には相場の変動あり。
このように、4月28日、出発約1ヶ月前にクルーズの欠航も確定し、個人手配した全てがキャンセルとなりました。しかし払い戻しのタイミングがわからないものもあり、また、為替の変動もあるため、実際にいつまでにいくら戻ってくるかは、誰にもわかりません・・・。
まとめ

さて今回は、現段階での私の2020年5月のクルーズ旅行キャンセル状況をお伝えしました。
ありがたいことに、少しの手数料(と為替の影響)のみで、ほとんどが返金されることになり、ひと安心しています。
個人手配の旅行は、なによりも融通が効いて、しかも安く計画出来るメリットがあります。しかし、個人で旅行を手配する際は、こういった様々なリスクに自分で対応する覚悟と手間隙が必要です。
しかし、今回のような、コロナのトラブルを経験をして、肝を冷やした私としては、「少々コストが上乗せされても、自由度が低くなっても、アナタには、保険の意味も込めて、安心が買えるパッケージツアーをオススメしたい」と感じます。
特に、クルーズ初心者、または情報収集や個別の手配が面倒な方には、旅行代理店のパッケージツアーがオススメです。
返金されて一安心とは言っているものの、私自身クルーズ熱が冷めたわけではありません(じゃ、返金希望するなと言われてしまいそうですが)。今、改めて世界中のクルーズ会社、スタッフ、クルーズファンを応援しつつ、1日も早く状況が落ちつくことを願っています。
世界中のみんなが、またクルーズ船を楽しく安心して楽しめますように。
ボンボヤージュ!
