クルーズをどうにかお得に楽しむ方法はないかな?と悩んでいるアナタ。クルーズの費用を抑えたい場合は、部屋をシンプルにして値段を抑えるのが一番効果が大きいです!
実は、私自身、2019年6月に初クルーズを体験する際、少しでも金額を抑えたかったため、悩みに悩んで部屋を窓無しの「インサイド」で予約しました。
西地中海(スペイン-フランス-イタリア)を7泊8日で周遊しましたが、結論はインサイドで大満足。大正解だったと感じています。
今回は、クルーズリピーターでも好んで宿泊する窓無しのお部屋、インサイドの3つのポイントをお伝えします。
窓がなくて困る事なし

正直、「一度でいいからクルーズをしてみたい!」と思っていた私にとって、いちばんの懸念点は、その費用でした。
クルーズ船のパンフレット後半部分などに明記されていますが、クルーズ旅行は、ツアーそのものの代金以外に、入港税やチップ代などのお金がかかるため、貧乏性の私は、上乗せされるそれらの金額に慄いていました。
(ヨーロッパの国をまたぐコースだったせいもあって、入港税や空港使用料など合計5万円/人ほどかかりました)
かと言って、一生に何度乗れるかわからないクルーズ船で、妥協はしたくない!そこで、苦肉の策として、一番人気と謳われている「海側バルコニーの部屋」を諦め、「内側の窓のない部屋」を選ぶことに。
「一番人気のお部屋じゃ無いと、クルーズの楽しさが半減するんじゃないか?」とだいぶ悩みました。そのため、海側バルコニー付きのお部屋でクルーズをしたことある人に相談をしてみたのですが、「そんなにバルコニーを活用しなかったなぁ」との事(気を使ってくれたのかもしれないけどw)。「結局船の中や寄港地を動き回るなら、どの部屋でも関係ない」という結論に至り、最終的に内側のお部屋に覚悟を決めました。
ただ、これは負け惜しみ的な考え方かもしれませんが・・・体験してみてわかったことは、デッキに出れば素晴らしい景色を360度見られます。万が一あなたのお部屋にバルコニーがなくても、デッキに出られるレストランで、お酒も食事も楽しめます!換気も(部屋の中の乾燥はあるけど)匂いなども気にならず。結果として、窓がなくて困ったことはひとつもありませんでした。
予算のメリハリ! 部屋代 vs 観光代

お金がかかることについて、心配事がもう一つ。それは、夫がどれほど船でお酒を飲むのか、また私たちがヨーロッパでどれほど買い物をしてしまうのか、という追加費用の事。クルーズ船以外のコストは、想像すればするほど膨らんでしまい、「結局旅行にいくらかかるんだろう・・・」と不安。
(いや、予算を決めて使えよ!っていう話なんですけど、それが私も夫も全く得意じゃない。無理なんです)
また、乗船前に熟考厳選したエクスカーション(外出時のツアーやアクティビティ)についても、「アマルフィ海岸・バチカン市国は移動が不便なのでツアーで行く」などと考えていると、あっという間に1人5~6万円追加でかかってしまい、途中から計算を放棄してしまっていました。
とはいえ、せっかくの休暇で、せっかくの旅先でお金を気にし過ぎて自由に動けなくなるのはちょっと残念。自由に使えるお金をある程度確保するために、やはり部屋代を少しでも浮かせたのは、よかったなと思います。
おかげで、ワインや買い物、観光ツアーを十分に楽しめて、私たち夫婦にとって、部屋をインサイドにした選択は非常に納得感が大きかったです。

ちなみに、旅先はもちろん、船内には色んな誘惑やオプションが散らばっています。クルーズ会社はマーケティング(お金を使わせる仕組み)が得意ですから、先に抑えられる固定費として、部屋代の削減、やはりオススメです。
実体験 結論、部屋は寝る場所

部屋にいない?
乗船初日に「日本人向けオリエンテーション」に参加した際、スタッフの方が冗談のように「最後はスケジュールに追われて生活することになります」とおっしゃっていた言葉がまさにその通りでして・・・。クルーズ中は、船内も船外もやることがいっぱい。
入港日に朝から外出すれば、その日1日出回って、部屋には帰ってきて寝るだけです。
また、終日船の中にいる日であっても、起きてから、
- 朝食
- ジムでフィットネス
- ジャクジー
- 昼食
- またジャグジー
- プールサイドで昼寝
- ライブを聞いたりショーを観たり
- 夕食
- カジノ
- 寝るだけ
と言う感じ。つまり、実際にクルーズを体験してみて改めて感じたのですが、自分の部屋にはほとんど用事がないのです。
クルーズ船において、部屋は寝るための場所。確定。
そのため、私たち夫婦は次回のクルーズもインサイドで良いと思っています。
窓がないと不安?

よくインサイドのメリットとして、窓がないからゆっくりしっかり眠れると言われます。確かに。・・・いや、窓があってもカーテンすれば良いんじゃないか?なんて思いつつ。
ちなみに部屋のテレビをつければ、船内専用チャンネルで、時間も航路も現在地もわかります。ライブカメラが見られたり、船内の番組が見られたりもします。そのため、「今何時!?朝なの夜なの、わかんない!怖い!」みたいな心配もありませんでした。
部屋狭くないの?

クルーズ船の部屋はヘブン
狭いのかな?と心配していたお部屋。しかし、都心のビジネスホテルより広いな!という印象でした。日本人にとってみればけっして狭くない。鏡も大きく、室内のレイアウトも効率よく考えられていて、窮屈さや不自由を感じることは一切ありませんでした。

スーツケースもベッドの下に入りますし、クローゼットや引き出しも二人で過ごすには十分の大きさがあります。ましてや寝るだけの部屋としてはすこぶる快適でした。
換気は大丈夫なのか?

また、船の中は乾燥すると聞いていて、その点でも窓が無いことが少々心配でしたが・・・実際は、シャワーを浴びて、タオルを干して、と普通に生活していれば、乾燥もそれほど気にならず(冬の東京の方がよほど乾燥している)。こもったような空気の悪さや匂いを感じることは一切ありませんでした。
1日2回のお部屋の掃除の際も、ドアを開けて行っていたので、その際の換気の効果もあるのかも。
まとめ だから一度、窓なし部屋

いかがでしたでしょうか? 窓のないお部屋インサイドは、「一番安い部屋」「狭そう」「窓がなくて不安」などネガティブな印象もあるかもしれません。私も正直そう思っていましたが、実際に体験した結果、とても快適で、予算を気にする方には是非オススメしたいお部屋でした。
旅行で一番大きなクルーズ代金を抑えて、予算を他のことに回せたのは、私たち夫婦にとってはとても満足度の高いスマートな選択でした。次回、またクルーズに行くのであれば、その際もコスパ重視で内側のお部屋を選ぼうと思っているほど。
もし、あなたがクルーズ船の費用のことで悩んでいるのなら、まずは行きたいコース、乗りたい船で内側のお部屋を選ぶ事を是非検討してみてください。きっと納得のいくお得な体験ができますよ。
あなたのクルーズ旅行が、より楽しく満足度の高いものなりますように〜
ボンボヤージュ♪
