私には色々なコンプレックスがあります。

あなたもそうでしょ?(無理やり)

 

 

まだまだ沢山のコンプレックス上着が脱げずにいますが、

30代半ばをすぎて自分でもアホらしいと思う上着の一つが

 

「名門私立K大学→R社入社→起業キャリア女性」

 

です。えぇ、もうアラサーにもなる私が、大学を気にしているのかと・・・。

 

もちろん、全員が必ずとは言いませんが、

私の経験上、K大学を出てR社に席をおいていたようなキラキラ女性は、

私といつも違う次元にいらっしゃいます。

(ちなみに、名門私立W大学の人には全くこれを感じません。いい意味で。)

 

小さい頃から多くの愛(と金銭的余裕)の中で育っている彼女たちは、

天真爛漫としていて、純真無垢にキラキラ光る大きな黒目できゃっきゃと笑います。

そして、トレンドとは少し違う

お決まりの清楚なスタイルとメイクで仕事場に現れます(白いワンピースにスカーフとかしています)。

 

そして、ある意味の(アニメや漫画に出てくるような)お嬢様らしい、

破天荒さと鈍感力を併せ持ち、惜しげも無くそれを周囲に振りまきます。

 

市民の常識に縛られないその若気の至り的破天荒さは、

タフなR社の新規開拓営業業務も深夜残業も、

ピュアな笑顔とど根性でのりきり、新規開拓先の名刺を数日で100枚以上獲得してきたりします。

 

 

また、その破天荒は、ど根性とも同意義語で、

自分の人生を謳歌するために、仕事も頑張る以外に、

「毎朝3時に起きてる」とか

「深夜に皇居を走っている」とか

平気で人生のハードルを上げてきます。

 

そしてそのうち、

そういう信じられない努力とR社で培った膨大なコネクションを元に

コンサル系のお仕事で独立・起業し、圧倒的に成功したりします。

 

 

彼女らと一緒にR社で働いていてびっくりしたのは、

むちゃくちゃ忙しいし、仕事がタフにもかかわらず、

お手洗いの鏡の前で1日に何回も(何回も!)お化粧を直していたことです。

 

まさに白鳥の水中のバタ足のごとし!

猛烈な忙しさの中でもきちんとこまめにお化粧を直す。

でも、それを面倒だとか辛いとか一つも思っていない・・・。

 

 

また、彼女たちは、高飛車な自慢話やお金の話などはしませんが、

代わりに、天真爛漫な笑顔で躊躇も遠慮もなく、

「お手伝いさんがいるから母の手料理は食べたことがない」とか

「千葉のファームに自分の馬がいる」とか

「ファンデーションは1ヶ月で1つ消耗する」とか

何気ない会話の中で、その私生活の不気味さを小出しにしてきます。

 

私のような一般人にはなかなか真似できない努力を地道にしていることにも、

話している内容が、私のような一般市民に度々ショックを与えていることにも、

彼女たちは一切気づくことはありません。

 

天真爛漫な笑顔はますます磨きがかかり、鈍感にのびのびと生きています。

 

 

もちろん、最初の持ち物が私と全く違うことにも引け目を感じますが、

自分に自信が持てると、こうも現実離れしながら生きていけるのか?と

私は彼女たちを目の前に頭をぐるぐるさせてしまうのです。

 

 

 

しかし、彼女たちの中には、よく話を聞いてみると

子供の頃、お父様のビジネスの失敗で一家離散を経験していたり、

実はこれまた私では経験しえない壮絶な過去があったりして、

「なるほど、ど根性はその時の経験が影響かしら?」

とどのみち私のコンプレックスをますます大きくするのです。

 

 

・・・で、この本。

ここまで書いておいてなんですが、彼女は、R社出身ではありますが、K大学ご出身ではありません。

本を買ってから気づいたのですが、

裏表紙に本当にお綺麗な字でサインが入っており、

堂々としたお名前の字の美しさからタダならぬお育ちの良さを感じた次第であります。

 

 

彼女がR社で学んだこと、及びその後の起業について

どうブランディングするかが書かれています。

マーケティングの内容は基本的なことですがわかりやすく書かれており、

「起業してみたいなぁ」と彼女に憧れる20代の女性が読むのにベスト!という感じの本です。

 

しかし、この本を読んで私が一番手に入れたのは、上記のような明確なコンプレックスの発見。

それを気づかせてくれたという点で、この本は非常に貴重です。

これを書いたことで、どうにか1枚上着を脱げそうな気がします・・・。

 

「私らしさの作り方」猪熊真理子著

「K大学→R社」コンプレックス

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