作:玉利ようこ

コミック「何点?」の続き

無意識に防衛本能のスイッチが入り、自分に不利にならないように立ち回らなければと、目が泳ぎ呼吸が止まる主人。



そんな主人の頭脳が絞り出した答えは、小さい声で「5点。」でした。

嫁の点数、10点満点中5点・・・。

その点数を聞いた直後、私の中に湧き出た感情は、安堵と共に罪悪感。安堵とは、点数が3点とかすごく低くなくてよかったと言うこと。そして、罪悪感とはつまり、「空気を読まないことでお馴染み」、また「中2病でお馴染み」の主人とはいえ、身内だと言うことに「5点」を聞いて気付かされたわけです。

「5点」の声を絞り出した時の主人の表情には、恐怖心も忖度も焦りも張り付いているようでした。証明しようがないけれど、本人も無意識かもしれないけれど、確実に存在する見えない忖度の空気。

なるほど、一番身近な人に聞く答えが正しいと期待していたけれども、主人に聞くこと自体が、すでに客観的ではないのだな。

ただ、ダンナよ。忖度するなら本来、もうちょっと気を利かせて7点とか言ってもいいハズだし、・・・いや、それなら6点でもよかったんじゃないか?忖度するならもう一歩忖度してもよかったんじゃないか?

というか、忖度して5点なら本当はやっぱり3点ぐらいなのか???

・・・自分で蒔いた種なのに、回答の裏に隠れる何かをいじくりまわして、そんなことをグルグルともう数時間考えている私がいます。

コミック「何点?」その2

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