外資系ベンチャーで働いた経験は、

あっという間の時間でありながら

私の人生に多大な影響を与える貴重な環境でした。

 

 

その頃教えられたことの中の一つで、

今フリーランスになってからも

事あるごとに私が思い出す上司からのアドバイスがあります。

 

仕事上の選択肢でAかBか悩んでいた私が、

上司のモルディブ人に

「ちょっと考えるので時間をください」と言った時のこと。

 

彼は驚いた顔で、首をブルブル振って

「決断するための条件が今全部出揃っているのに何故考える時間が必要なのか」

と言いました。

「日本人はすぐに「ちょっと考えます」「お時間ください」という」

と言って、ついでに日本企業の物事の決定の遅さを

思い出し呆れた様子。

 

てっきり時間をもらえると思っていた私は

その大げさなリアクションに一瞬ひるんだのですが、

彼の言うことを考えてみて、

「・・・うん、確かにそうね。」と妙に納得したわけです。

 

 

 

判断材料が揃っているのに答えが出せないのは何故か。

AかBか、今決めないで、時間を先送りにするのは何故か。

1日や2日待つことで、誰も何の得もしないと。

 

で、今決定できないのならば、

つまりそれは判断材料が足りないわけで、

それなら何が足りないかそれを今言いなさいと。

 

 

普段はなんとなく

または、やんわりとオファーを断りたくて

「ちょっと考えます」と口にしていたけれど、

そのせいで他人を待たせたり期待させるようであれば、

または「どうやって断ろうかしら?」と悩む時間が増えるのならば、

時間を経て答えを出す必要性が全く無い。

 

断るならその場で断った方が、相手の仕事のためにも

自分の時間のためにもなる。

 

 

妙に納得をした私は、結局その場で、

AかBかの結論を出し、

検討時間(という名の無駄な時間)を省き、

仕事を一歩前に進め、すっきりしたわけです。

 

実際、フリーランスになって仕事をすると

決断をすること、それに伴う責任がこれまで以上に多くなり、

金額や条件、内容や提案、未経験の仕事など

目の前に出てきたものを瞬時に右に左に振り分けながら前に進み、

それでも時々

「・・・え!?どうしよう!」とひるむことがあります。

 

その時は、あのモルディブ人上司の言葉を思い出し、

その場で「えいやぁ!」と決断をしていますが・・・

結果、今までどれもどうにかなっているのでオッケー。

 

 

 

 

もちろん自分に決定権がないのなら別だし、

そして、会社員だと自分に決定権が無いことが往々にしてあるけど、

出来ることなら「ちょっと考えます」「一旦持ち帰ります」など

よく使う先延ばしのの口癖を止めて、

ひとつずつの決断を早められれば、

もう一歩、日本人の仕事は効率的に進められるはずです。

 

実際、つい最近もオフィスのエレベーターの中で

外国人が「何故日本の会社はこんなに決めることに時間がかかるのか」と

冗談交じりに話しているのを聞きました。

そうよね、日本の企業(大きい会社)の決定のスピード遅いよね。

 

自分に決定権がある時は是非、

自分にも相手にも無駄な時間を作らず早めに決断をして、

自由な時間を自ら意識的に増やしてみてはいかがでしょうか?

 

きっと、自らきっぱり決断をした後は

満足感と、達成感と、すっきりした気持ちが待っています!

モルディブ人から時間の教え

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