「来年はいい年になるようお祈りしています」

というメッセージがスマホに送られてきて

思わずその文章を2回読み直した。

 

ひっかかる文章だ。

 

来年「は」いい年・・・とはつまり、

「あなたの今年はいい年じゃなかったですね」

というふうに読み取れる。

 

「(あなたの今年はいい年じゃなかったけれど)

来年「は」いい年になるようにお祈りしています」

 

日本語は難しい。

・・・いや、しかし考えすぎかな?

 

手書きではないのでテキストの自動変換かもしれず、

また、会って話していないのでニュアンスもわからない。

もちろん、喧嘩をふっかけてくるような相手ではないので、

受け手のこちらが色々考え込んでしまっているだけだと

少々怒っている心を自分でなだめる。

 

とはいえ・・・

「来年「も」いい年になるようお祈りしております」

とは書けなかったのか?とも思う。

その一文字違うだけで全然意味が違ってくるのに!

と思ったのも束の間、

 

「来年もいい年になるようお祈りしています」

 

と言われて、素直に受け入れるだろうか?

来年「も」いい年とはつまり、

今年のあなたはいい年だったと決めつけられたことになる。

この世知辛い世の中で、よく事情も知らない相手に

「今年は良かったね」と言われるのもしっくりこない。

 

やはり日本語は難しい・・・。

 

細めていた目をスマホから離し、

一旦落ち着こうと小さいケーキを食べ、

洗濯機にピーピー呼ばれ、

洗濯物を干しながらハッと気づく。

 

あ!わかった!!!

「来年「が」いい年になるようお祈りしております」

 

だ!!

 

 

「が」が一番無難ではないか。

これなら誰にとっても、今年や昨年がどうだったかと全く関係なく

来年のことにだけフォーカスしている。

来年のいい年だけを祈っている。

 

「あ〜、「が」だ「が」だ! がだがだがだ〜」

私は洗濯を干しながら歌った。

 

 

もちろん、私のスマホに届いた相手の方からのメッセージは

相変わらず

「来年はいい年になるようお祈りしています」

のままだが、アハ体験に気をよくする。

 

 

 

年末のメッセージをもらって1時間

怒ったり、悩んだり、発見に気づいて歌ったり

忙しい晦日のほんの1時間の出来事。

私は相手の方に

「ありがとうございます。

よいお年をお迎えください。」

とそっと返信をした。大人の対応ができた。

 

今年もあと1日。

皆さんにとって来年がいい年になりますように!

 

*写真はヘザー・ブラウンのジクレーアート。

見て癒されてアロハオエ〜。

「は」か「も」か「が」か

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