昨日も今日も、

ワイドショーでは選挙の振り返りが行われています。

とはいえ、話している内容と取り上げられている候補者はみんな同じ。

 

そんなワイドショーでは一切取り上げられていないけど、

私が今回の選挙期間中、自宅にいて強く感じたことは

 

ウグイス嬢、ムッチャ大事説。

 

 

ウグイス「嬢」って最近は言わないのかしら?

実際、昨日の罵倒宣伝カーも男性だったし・・・。

 

 

「必ず当選させるウグイス嬢」という伝説のウグイス嬢を

昔テレビで見たことがありますが、

今になって改めて「なるほどウグイス嬢大事だな!」

と感じたのです。

 

 

というのも、この騒音などに世知辛い世の中で、

大音量で他人を紹介して周り、

車のスピードに合わせて、無数の人にいい印象を与える

という難しい仕事は、

改めて考えるに、誰にでも務まるものではありません。

 

 

実際、この選挙期間中、私が見た宣伝カーはこういったものがありました。

 

1.先生カー

遠くから聞こえてくる声、

「・・・の今回は、大変難しい選挙になりました!

みなさまの、みなさまの大切な1票が、今回は本当に・・・」

でフェードアウト。

 

候補者や党名が全くわからず、

ただただ、選挙がいかに厳しさをコツコツと教えてくれるタイプ。

 

2.墓穴カー

選挙カーの前を候補者(及び複数の取り巻き)自ら自転車で走るパターン。

 

自転車に乗り、大きな声で挨拶をする候補者(及び複数の取り巻き)と

後ろを追いかける選挙カーのアナウンスが完全バッティング。騒音と成る。

 

「・・・え?今なんか、外で揉め事でも起こっているのかな?」

 

と、私軽く身を乗り出してしまいました。

他にもベランダから身を乗り出している人を見ましたが、多分応援というより私と同じ気持ち、墓穴を掘っているのを確認してた(野次馬ともいう。)

 

3.情熱カー

ウグイス嬢自身に選挙に対する熱が入りすぎるのも考えもの。

 

「・・・皆様の!お力で!!お力で!どうか、国政にっっ!!!」

 

がスピーカーからビンビン割れて聞こえてくる。

 

情熱・・・というよりも騒音という言葉が当てはまるかな。

もうむしろ「入れたくない」という気持ちにさえさせてしまうような状態に。

 

4.流水カー

そこに来て、昨日の罵倒宣伝カーもそうですし、

こちらがハッ!とするほど聞き心地が良かったのが、

後ろに根強い支持者を持っている老舗の党でした。

 

まさに、水が流れるような聴き心地。

きっとこのウグイス嬢はもう何年もこれを本当に大切な仕事と感じて

やりきっているに違いない!

なんなら、この人がダメになっても厚い層のベンチ要員がいるに違いない!

 

と思うほど、漂うプロフェッショナル感と安定感。

 

 

聞き取りやすい話し方、穏やかでも意志のある声、

車との呼吸の合ったスピード、短い時間に、

きちんと候補者と党名がはっきりと耳に入ってくる。

 

感動した。

 

政党も論争も、スキャンダルも離党も新党も分裂も排除もいろいろあって

訳がわからなくなっている人にとって、

もしかしたらこういうところのイメージで

党の印象が妙に良くなる国民(無党派層)はきっといるに違いないと思ったのです。

 

 

ま、私ほど家にいて選挙カーを比較するなんて、

暇人の所業のような気もしますが・・・

声や話し方の印象ってやっぱり大切だなぁと

私自身、今回の選挙で深く考えさせられました。

 

 

ちなみに私、高校生の頃から

「姜尚中氏のような喋り方になりたい」

と思って憚りません。

 

 

あの、いかにも頭の良さそうな囁くようで落ち着いた声と、

いつだってトーンの変わらない安心感、

いかにも頭の良さそうな話の内容。

 

 

いつか私も姜尚中氏のように・・・

 

と思いつつ、もう何年経つでしょう。

わかっていても、品性が出てしまう、隠しきれないのが

話し方の難しいところですね。

 

 

今日のコラム「選挙悲喜こもごも 2」

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